人間関係(親子、夫婦、恋人、兄弟姉妹、友人とのつながり。あるいは職場、学校など様々な場におけるつながり)が断ち切られてしまうのではないか、という不安、強烈なショック、孤立感。
加えて財産や名誉、地位などを失う場合に同じように感じる不安をいいます。
人は誰でも、子どものころは親の愛を必要としています。しかし、機能不全家族では、その愛情が非常に不安定なものになっています。子どもは、必然的に親の愛を失うことを恐れ、または親に見捨てられることを恐れながら育つことになります。
見捨てられ不安を持つことで、自分らしさを自由に表現することが困難になります。また、自分の判断を信じて行動することや、豊かに感情表現することができず、絶えず他者の目や評価に過剰に反応するようになります。必然的に、自らの価値観や目標を持ちにくく、慢性的な不安感を持つようになります。
また、見捨てられ不安は全ての人間関係(親子関係はもちろんのこと、職場の人間関係、友人関係、恋愛、夫婦関係など)に反映するので、「人間関係でも適切な関係を築くことが苦手だ」「他者とコミュニケーションがうまくとれない」と感じます。見捨てられ不安により、相手を束縛してしまったり、反対に親密になることを恐れて(離れていってしまったらどうしようという恐れから)壁を作ってしまうのです。いずれにしても、人前でリラックスして自由に振舞うことができず、疲労感も感じやすくなります。
①しがみつく(執着する)
相手が嫌だと言っているのに「そんなはずはない」と否認します。そして「あなたなしでは 生きられない、離れるくらいなら一緒に死んでほしい」などと無理な要求をつきつけ、 どうやってでも相手をつなぎ止めようと必死になります。
②批判、攻撃、嫉妬に狂う
相手に怒りをぶつけるパターン。相手に対して批判と攻撃を繰り広げ、あるいはつけまわしたり 嫌がらせをしたり、場合によっては殺意を持ちます。法的な問題に発展することもめずらしくありません。
③極端な思考をする
物事を白と黒に分けて片付けようとします。相手がよい人だと思えば、よくない行いをしてもとことん評価する、反対に嫌いな人は何から何まで批判します。物事の判断において、様々な情報を取り入れ吟味し、状況に応じて決断、判断することが苦手です。
④物事の理解が否定的になる
人の言葉を否定的にしか聞けなくなり、ほめられても裏があるのではないか、何か要求されるのではないか、と疑いを持ち、自分に対しても他人に対しても否定的な見方をするのが特徴です。
⑤あの手この手で人を試す
相手が自分を信じているのか、好意を持っているのか確信を得たいがために、わざと嫌がるようなことを言ったりしたりします。例えば、恋人に嫌味を言って相手の反応をみたり、集合の時間にわざと遅れて自分の存在をアピールしたりします。
⑥抑うつ状態に陥る
喪失によって、人生のすべてを失ってしまったかのように感じ「誰とも話をしたくない」「出社(登校)したくない」などと訴えます。強度の絶望感、不安感、孤独感が見られ、一種の離脱症状に似た様相を呈します
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