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マインドフルネス

マインドフルネスとは

マインドフルネスとは、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観察すること」です。言い換えると、「『今、ここ』を大切にする生き方」と言うことができます。
元々、「マインドフルネス(mindfulness)」という言葉は、仏教の経典で使われている古代インドの言語の 「サティ(sati)」という言葉の英語訳としてあてられたものです。「心をとどめておくこと」あるいは 「気づき」などと訳されるため、マインドフルネスは【あるがままに観察する気づきのトレーニング】 とも言われています。


マインドフルネスの目的

●「気づく力」を養う
イライラや不安、自己嫌悪などは、気づくことで軽減されることが多くあります。 この「気づく力」を養うのがマインドフルネスになります。

私たちは通常、自動的に湧いてくる「思考」や、それによって発生する「感情」のほとんどはパターン化されています。 これらは無意識に起こるため、それに巻き込まれていることに気づいてさえいないのです。しかし「気づく力」が高まることによって、無意識が意識化されていくと、「自分が今、何を感じているのか? 何を考えているのか?」を、客観的に見ることができます。「昨日の件でまだイライラしている」などと自分の思考に自覚的になり、感覚や感情に振り回されにくくなります
また、「気づく力」が高まることによって、他人の感情にも気づきやすくなり、共感する力も高まるため、 豊かな人間関係を築くことにもなります


●「今、ここ」にある時間を増やす
私たちは、「過去」や「未来」について妄想することが得意で、現在にとどまるのが苦手なようです。「こころ」は『今、ここ』からいなくなってしまったとき、「過去」「未来」「空想の世界」のどこかに行っています。近年の研究では、これらの3つの場所で1日の半分近くの時間を過ごしており、それによりストレスを感じていることが明らかになってきました。
「自分が今、何を感じているのか?」「今何を考えているのか?」に気づく練習をすることで、不安や恐れ、怒り、緊張を感じるようなネガティブな思考を手放しやすくなります

また、マインドフルネスは「思考」を受け流し、「感覚」に意識を向ける練習でもあります。すなわち、「考えている」ことに気づいたら「感じる」に意識を切り替えていきましょう。「考える」と「感じる」は、まるでシーソーのように反比例する傾向にあるため、何かを考えているときには感じる力が衰え、感じているときには考える力は衰える関係にあります。例えば、何か好きなことに没頭しているときは、時間を忘れてしまい「今、ここ」だけがある状態になっていると思います。
今、この瞬間に集中する時間が増えると、思考がクリアになり、幸せを感じやすくなるのです。


●「ジャッジ」せずに受容できる
「ジャッジしない」とは、評価や判断を入れずに、ありのまま観察することです。そもそも私たちの「こころ」は、ジャッジするのが仕事のようなものです。五感で感じたものや起こった出来事を、裁判官のように瞬時に判断します。
初めて会った人に対しても、過去に出会った人や今までの経験、知識から、「良い人か悪い人か」や「自分にとってどのくらい価値があるか」などと無意識に判断しています。マインドフルネスで大事なのが、この無意識のジャッジをあえてしないことです。つまり、目の前で起こったことに「良い、悪いを判断しない」「言葉で意味をつけたり解釈したりしない」ということです。目の前の相手や起こった出来事にレッテルを貼らずにありのままを受け入れられるようになると、より良い人間関係が築けたり、イライラや不安などの感情を感じづらくなります

また、自分に対しても「失敗ばかりの私はダメな人間だ」「噓をついた私は悪い人」と考えるのではなく、「私は失敗した」「私は噓をついた」と否定も肯定もせず、ありのままを受け入れ(受容)、理解することが大切です。
ジャッジをせずに「気づき」と「受容」をくり返すだけで、後悔や自己嫌悪などを感じるようなネガティブな思考は少なくなっていきます


呼吸瞑想(基本形)







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