社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。
言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。〜小学館『デジタル大辞泉』より
コミュニケーションは、
相手の気持ちを受け取る(受信)⇒ 考える(情報処理)⇒ 自分の気持ちを伝える(送信)
を繰り返しながら行います。
表面上は【言葉のキャッチボール】かもしれませんが、実際は【気持ちのキャッチボール】ということができます。
@ 沈黙になると、自分から話を進めてしまう。 |
A 相手との会話のスピードやリズムが違うと、イライラする。 |
B 会話の中で疑問に思うことがあると、納得するまで問いつめる。 |
C 結果が想像できる内容は「わかる、わかる」と遮ってしまうことがある。 |
D 感情よりも理論的に考え、解決するための方法を考えて会話している。 |
E 話が長いと「つまりそれは○○だよね」と話を早くまとめたくなる。 |
F 話を聞いて、自分が経験があればアドバイスをする。 |
G 相手が間違っていれば、正しいことを教える。 |
みなさんはいくつ当てはまりましたか?
当てはまる数が多い人ほど、
「私ってコミュニケーションが下手なのかな」
「あの人とはコミュニケーションがうまくとれない」
など、他者とのコミュニケーションが苦手だな、と感じているかもしれません。
相手の話を聴いたときに、多くは自分と相手の価値観の違いにより困惑します。
また、相手の話が悩みごとや問題を抱えている内容だと、自分がその問題に対し不安感を感じてしまい、その自分自身の不安や困惑を取り除くために行ってしまう態度が『コミュニケーションを阻む12の障害』です。
例えば、自分のお子さんが「今日は学校に行きたくないから休みたい」と言ったとしたら、あなたはお子さんにどう返事をしますか?
「そんなこと言ってないで早く行きなさい」
「休みたいなんて言ったらダメ」
「行きたくないなら休んでもいいよ」
「ケーキ買っておくから行ってきなさい」
これらはいずれも『コミュニケーションを阻む12の障害』に含まれます。
しかもこれらの態度は、相手に次の3つの隠れたメッセージを送ります。
○あなたは重要ではない
○あなたは信頼できない
○あなたは価値がない
この隠れたメッセージは相手の心(潜在意識)に届き、『理解してくれない』『わかってくれない』と感じ、相手は心を閉ざしてしまいます。すると、深い信頼関係を築くことは難しくなります。
相手と深い信頼関係を築く(より良いコミュニケーションをする)には、相手のありのままを受け入れ(受容)、相手の身になってわかろうとする(共感)ことが大切になります。
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受容
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