うつ病になりやすい人は多くの場合「真面目すぎる」性格であるといえます。
逆にうつ病になりにくい人は「楽天的、楽観的な考え方」「くよくよといつまでも悩まない」「細かいことを気にしない」「ポジティブシンキング」などの性質を持っています。このようなさっぱりした性格の人ほど、うつ病になりにくいものなのです。
まじめで完璧主義の人は、頑張り過ぎて自分で気づいていないことが多いので、あえて適度な息抜きや手抜きをやっていくこともとても大切です。まじめで責任感が強いことはよい事ですが、結果としてうつ病になりやすいという性格は、ほめられたり評価される性格ではないといえるかもしれません。何事もほどほどが大切ということだろうとおもいます。
一朝一夕で性格は変えられませんが、頑張りすぎたあげくにうつ病になって家族や職場に迷惑をかけたら、もともとまじめな性格が災いして悪循環に陥ってしまいます。
うつ病にならないためにも、性格は変えれなくても自分で手抜きや息抜き、言いたいことはときにははっきりと言ったり、自分自身でコントロールする努力は必要であります。
【気分】 抑うつ気分・悲哀感・不安感・イライラ
【思考】 悲観的な考え・自責感・希死念慮・自殺念慮
【行動】 興味や喜びの喪失・思考力や集中力の低下・意欲の低下・焦燥
【身体】 睡眠の異常(不眠または睡眠過多)・食欲の低下または増加・疲労、倦怠感
月経の不順、性欲の低下、勃起の障害・涙もろくなる・めまい、耳鳴り
頭痛(すっきりしない鈍い痛み)、頭重・肩、腰、背中などの痛み
うつ状態のときの思考パターン(うつ思考)~自分・周囲・将来へのマイナス思考
①自分のことをマイナスに考えすぎる
・自分の能力を過度にマイナスに考えすぎる。「集中できない、物覚えも悪い。自分はダメな人間だ。」
・過度に自分を責める。「部下が怒られたのは自分のせいだ。」
②周りの人やものごとをマイナスに考えすぎる
・十分に考えずに、うまくいかないと決めつける。「明日は月曜日だから仕事が忙しいに決まっている。」
・他人の気持ちを深読みしすぎる(一種の被害妄想)「相手が怒っているのは、自分の事が嫌いだからだ。」
③今後(将来)のことを前向きに考えられない
・「どうせダメだ」と、はじめからあきらめてしまう。
・現状がいつまでも変わらない、と思い込む。
うつ状態のときの行動パターン(例)
・活動量が減る。➞楽しいことや達成感が少なくなる。
・「何も出来ていない」と自分を責める。
・先延ばしにしたり、問題を避けて他のことにふける。➞やらなければいけないことがたまってしまう。
・周りにうまく助けを求められない。
うつ病(うつ状態)になると、上記の図のように
『何をやるのも不安だ【気分】』⇒『自分はもう何も出来ない人間なんだ【思考】』⇒家に閉じこもる【行動】⇒さらに不安になる【気分】
と、負のスパイラルから抜け出せなくなります。
この状態から抜け出すために効果的と言われているのが認知行動療法です。
【気分(=感情)】は簡単に変えることは出来ませんが、【思考】【行動】は自分の意志で変えることが出来るからです。
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